『東南文化』2019年第1号主な論文の要旨

2019-12-15 11:06黄建秋
东南文化 2019年1期
关键词:博物良渚考古学

1.考古遺跡から世界文化遺産へ:良渚古城の価値認定及び保護利用(劉 斌 王寧遠 陳明輝)

要旨:良渚古城に対する八十年間の発掘調査によって当該遺跡の重要価値が十分に呈しており、良渚古城は良渚文明の都城遺跡であり、五千年に及ぶの文明史を実証する聖地であり、規模巨大な世界レベルの遺跡だ。当該遺跡の価値が国内外の学界に、広汎に認められている。多くの機関と関係者の協力によって、良渚古城遺跡の保護も発掘調査の進めに伴い、世界の注目を浴びるほどの成果が挙げられている。2012年良渚古城遺跡の世界文化遺産に登録するための準備が始まった。良渚博物院が展示の改新を終わらせており、良渚国家考古公園の建設も大いに進んでおり、良渚古城遺跡の全面的に展示と利用ができるような新時代が始まった。

キーワード:良渚古城 考古 良渚考古 考古遺跡 価値認定 保護利用 展示 遺産登録 世界文化遺産

2.価値抽出と価値表現:中国土司遺跡の世界文化遺産の登録から見た考古学理論と方法の新変化(郭偉民)

要旨:中国における土司遺跡の世界文化遺産登録は考古学が積極的に文化遺産保護に参加する成功の試みだ。世界遺産から見ると、フィルドワークから文化財保護と利用がともにそれぞれの特徴を示し、考古学もこの実践中に自身の理論と技術と方法の充実もできた。実践によって、考古学は文化遺産保護と利用において新時代における文化建設に最も重要な機能を発揮することができた。

キーワード:土司遺跡 世界文化遺産 考古発掘 本体保護 遺産価値 考古学理論発展

3.山東滕州官橋村南遺跡北辛文化遺構発掘簡報(山東大学考古学与博物館学系 滕州市漢画像石館)

要旨:2015年から2016年まで、山東大学は滕州市漢画像石館と共同で、滕州市薛河流域下流域の官橋村南漢墓群内にある北辛文化遺構を調査した。発掘によって、楕円形または円形灰坑が17基検出された。灰坑から土器、石器、骨器と動物と植物遺物などが出土した。土器には鼎、鉢、罐などがあり、石器には鍬、片刃石斧と磨棒などがあり、骨器には錐がある。動物依存体と炭化した植物も多い。官橋村南遺跡において北辛文化遺構が検出されたことは魯中南地域における北辛文化中期段階の研究に新資料が提供されており、北辛文化における社会経済状況の研究と認識に役に立つ。

キーワード:滕州 官橋村南遺跡 灰坑 北辛文化中期

4.江蘇金壇茅東村牯牛墩墓発掘報告(南京博物院 常州博物館 金壇区博物館)

要旨:江蘇金壇茅東村墓は外観は大型マウンドで、墓の時代は西周晩期に当たる。土墩内に小型マウンドが三つある。墓、器坑と灰坑はそれぞれ1基あり、典型的な“一墩一墓”だ。墓には“人”字形の木造椁室があり、墓室外に炭化した柱が検出され、羨道内に柱跡が多くみられる。印紋陶、原始磁、夾砂陶そして泥質陶などの遺物が大量出土した。土墩墓の封土が中心から縁へ放射形に分布している埋め土からなっている。封土に“土を包む草袋”がみられる。

キーワード:牯牛墩 土墩墓 西周晩期 一墩一墓 “人”字形椁室

5.国際性臨時展示の多次元文化の解釈方法の探る(李 林 陳鈺彬)

要旨:文化復興の国家戦略によって、我が国が他国との文化交流が盛んになり、公共文化事業としての博物館も積極的に国際文化の相互理解と交流を推進すべきだ。国際性臨時展示は自らの特性を持つが、博物館は観衆に展示の背景を紹介したことはない。展示は観衆に文化を分かり易く紹介していない。展示方式も観衆に勉強の意欲をさせていない。故に、博物館は多次元文化を解釈する方法が三つあり、思惟転換、語意転換と相互交流。同時に、多次元文化の解釈は公衆に新認知モデル作りに役に立ち、観衆に共感を引き出され、文化自信を向上させることに非常に大事だ。

キーワード:博物館 多次元文化 解釈 国際性臨時展示 文化交流 文化的な共感

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